株式会社X製作所 七星さん
ふぅさん。
実は私、将来的に自分で研修できるようになりたいんです。
ふぅ
そうなんですねっ!ステキ♪
研修内製、大賛成!
でもそれだと、ふぅさんの仕事が。。。
他のところでいくらでもお手伝いできるから大丈夫ですよ。^^
普段は社内でやっていて、時々外部を呼ぶ、というのが一番有効だと思ってます。
内容によって使い分けるってことですね。
ええ。たまには呼んでくださいね。笑
そうします。^^
そしたら安心して聞いちゃいます。
いつもやってくれてる教材を、どんな風に作ってるのか教えてもらえますか?
OK!
ちなみに七星さん。
研修を実施すること自体の大目的は、「会社へのエンゲージメントを高めて、辞めずに、能力を発揮してもらうこと」です。
はい。
以前、ふぅさんがそうおっしゃっていたと社長から聞きました。
情報共有、できてますね♪
では、一つ一つの研修の目的ってなんだと思います?
それぞれの?
そうだなぁ。。。
新しい知識ややり方を教えて、個人がレベルアップすることで、仕事の質が上がったり、業務を効率化したりすること?
いいですね。
今言ってくれた「教えて」と「レベルアップ」の間にもう一つ大事なことがあります。
「教えて」と「レベルアップ」の間?
う〜ん。。。
あっ!「行動」ですか?
そうっ!さすが!^^
教材を作る時に考えるべきなのは、「知識を増やすこと」じゃなくて、「行動を変えること」。
いかに行動してもらって、習慣化してもらうか、が大事。
ただ伝えるんじゃなくて、行動を促す必要があるんですね。
インプットからアウトプットへ。
行動してもらうために、いろんな仕掛けを組み込みます。
ワークやロールプレイで、その場で体験してみるとか。
ええ。
あとは、「これをやったらどうなるか」「やらなかったらどうなるか」ってイメージしてもらって、「やってみたくなる」「やらないとダメだ」という気持ちを起こしてもらうためにも、あれこれ工夫します。
確かに。
体験してみてできそうだって思っても、研修が終わったら忘れちゃうことも。。。
ええ。残念ながらそれがほとんど。
で、そうならないように。。。
・研修後にメールや面談でフォローする
・進捗確認のアンケートをとる
・定期ミーティングでお互いにチェックする
・実際に生かせる場面を用意する
そんな仕組みも併せて考えます。
研修の時間だけじゃないんですね。
そのとおり!
もう一つ、「仕事の質を上げる」「業務効率化」の前にも、大事なことがあります。
えっと。。。
何をすれば、質の向上や、効率化できるか。
テーマを決める?
そうですっ!
・どんな問題や課題があるのか?
・何を解決や改善すべきなのか?
・その手段の一つとして研修が有効か?
これを間違えると、時間とお金のムダになるだけ。
役に立たないって、担当者の評価も下がるし、反感も買うかも。
さらに、それ以降に行う研修に対する参加者のモチベーションにも影響します。
教材を作るという狭い考えでなく、長い目で全体を設計する必要があるんですね。
そのとおり。
だから、教材を作る時には、「今抱えている問題や課題の解決や、この先の業務遂行に必要な知識や情報を伝え、行動や習慣を変える」という目的をしっかり持っておくようにしてください。
適切な研修を提供できれば、その先は自ずとついてきます。
やりがいがありますね!
そうなのよぉ〜。^^
じゃ、それを踏まえて、教材で使ってる手法を説明しましょう。