ふぅ
はい。お茶どうぞ。
真心込めて淹れました。
株式会社X製作所 一代(イチシロ)社長
あ、ありがとう。
さて、続きです。
飽きてませんか?
いや、興味深いね。
聞きたいよ。
よかった。
ここまでは、会社側や現場が求めるスキルでした。
その先に、社員の幸せを後押しするような研修があります。
人間力を高めたり、生活の質を改善したり、豊かな時間を持つようなことが目的です。
余裕がある会社なら。。。
ええ。いずれできるといいですよね。
スポットでも大丈夫ですから。
で?どんなのがあるの?
それはもう、マインドフルネス研修!^^
マインドフルネス?
また新しい横文字が。
って、急にニコニコしてどうした?
実はこれ、私が得意なところなんです。
「いま、ここ」この瞬間に意識を向けることで、集中力やパフォーマンスを上げるというもので、グーグルが開発した企業向けプログラムが有名です。
手法はいろいろありますが、ヤフーやインテル、ユニリーバ、リクルート、GAP…、世界的企業が取り入れて、急速に広まってきています。
いま、ここ?
ええ。
過去でも未来でもなく、いま目の前にあるものに、安定した心と体で向き合っていきます。
もちろん仕事の成果も上がりますが、感情にふりまわされず、健全に、感謝や愛情を持って人生そのものが豊かになります。
へぇ。何をするんだかよくわかんないけど、いいものみたいだね、
すごくいいですよ。^^
ただ、いまここで話すと長くなるので、内容はまたいずれ。
いまここ。ではね。^^
え?あ。ダジャレじゃないですよ!偶然です!^^;
じゃぁそういうことで。^^
質の高い人生を後押しする、キャリアプランやライフプラン、資産運用、睡眠の質やメタボ対策などの健康促進などは、本人は今は不要と思っていても、いずれ感謝されるかもしれません、
けっこう具体的なところまで踏み込むんだな。
以前、産業医による腰痛改善研修をやったことがあるんですけど、任意参加なのに思いの外たくさんの人が参加して驚きました。潜在ニーズはありますよ。
それ、私も受けたいな。^^
腰痛持ちですもんね、一代さん。
他に、社員の能力発揮を後押しするという視点では、7つの習慣や、セルフマネジメントのような、自己啓発的な内容を、集合研修でやっているケースもあります。
いろいろあるなぁ。
そういうのって、純粋に本人を応援する福利厚生的な考えなの?
もちろん、その要素は大きいですけど、企業側もメリットはありますよ。
例えば、社員のことをここまで考えてくれる会社、と思えば、帰属意識が高まります。
もっといい仕事をして会社に貢献しようという気持ちが高まれば、成果も上がります。
健全な人が増えれば会社の雰囲気もよくなります。
最終的には、離職率の低下につながって、採用や無駄になってしまう研修の費用も抑えられます。
確かに。なるほどね。
参加者の方が、やらされ感じゃなく、自発的に参加したくなるような内容を用意できれば効果絶大ですね。
ふ〜む
そういう意味でいうと、社員さんの生の声から研修ができることもありますよ。
ん?どういうこと?
以前いた製造業の会社では、中堅社員と面談をする中で、「最近の若い人は、ドライバーの使い方からしてなってない💢」と、嘆く声があったので、それなら、、、と、その人自身に講師を初体験してもらって、「工具の使い方」っていう講習をやりました。
最先端の技術の会社で、新入社員は学歴の高い社員が多かったんです。
彼らは、頭はたくさん使ってきたけれど、手を動かす経験が少なかったんですね。
慣れない仕事をする中で、すぐに役立つ内容ですから、受講者には好評で、技能の平準化にもつながりました。
何より、講師になった社員自身が、自信を持ったり、受けた社員との信頼関係が築けて、その後のコミュニケーションが円滑になったり、普段の指導もしやすくなったりと。いい企画だったと思います。
それは一石二鳥だね。
そのように、現場の声から作られるものもあれば
経営陣が、結束力を高めたい、と、経営理念をみんなで考える合宿研修などもあります。
本当にいろいろあるんだな。ニーズに合わせて、か。
経営者の考え方と財政状況次第というのもわかる気がするね。
そうですね。
じゃぁ次は、階層別研修の話をしましょう

・・・続く