ふぅ
ちなみに研修の手段って3つあるって言われてるんですけど、聞いたことありますか?
株式会社X製作所 一代(イチシロ)社長
3種類?講義みたいな集合研修と、先輩が教えるような現場研修もあるよね。
あと一個は。。。なんだろう?
改めて聞かれるとって感じですよね。^^
研修の割合としては、二つ目におっしゃった、現場で指導するOJTが、9割近くを占めています。
実際に仕事をしながら、必要なスキルの基礎と応用を、効率よく習得できます。マニュアルがあれば、時間短縮や平準化もしやすくなります。
教わる人は仕事ができるようになることを実感できますし、教える人も教えることで知識や理解を深められますので、両者が育ちます。より良い仕事ができるようになり、会社にも個人にも、いい制度ですね。
実際うちもそれはやってるよ。というかそれが唯一の手段だな。
でも、教える人間のレベルで左右されちゃうんだよな。
そうですね。
OJTはうまく機能すればいいのですが、教え方が上手い人ばかりではないので、教育担当がついたはいいけど、実際はただ放置してるだけ、という状況になりかねないのも事実です。
あるいは、説明なしに雑用だけをさせて、モチベーションを下げてしまうことも。
うまくいかない時には、教える側の教え方と、教わる側の仕事の両方にダメ出しをしなきゃならん。で、また嫌われる。苦笑
^^。
まぁ、実際そういうこともあります。
ですから本来は、教える側が、あらかじめ教えるスキルを身につけている必要があるんです。
自分がしてもらった以上のことをするのは稀ですから。
そういう意味では、OJTトレーナーになるために、という研修も有効ですね。
なるほど。
うちは、教えずに背中を見せたい職人気質のメンバーが多いから、教え方を学んで、教える楽しさや、人を育てるよろこびを知って欲しいところだな。
教えたがりもいるんだが、話が長いという弊害もある。苦笑
そこで必要になる研修を、Off-JTと呼びます。
先ほど一代社長がおっしゃった、業務を離れたところで行う講義形式のものですね。
ビジネスマナー研修や、新入社員研修とか、管理職研修を導入されているところは多いです。
大企業では、各種スキルアップや、キャリアアップ、メンタルヘルス、シニア向けセカンドキャリア研修などを幅広く実施している会社もありますが、多くはありません。
余裕があればなぁ。
そういう企業では、社員も前向きな人が多くて、自分の成長につながると思えば、積極的に参加するんだろう。
参加者の意欲は、講師の力量にもよりますよ。笑
で、三つ目はその前向きな人が積極的にやるもの。
自己啓発です。
会社の仕組みに頼らず、外部セミナーに参加したり、ビジネス書を読んだりして、スキルだけでなく人間性を高めるようなことを指します。
費用の補助や、時間の融通などで、自己啓発を支援する企業もあります。
そういうことも会社が手助けをする時代か。
やってるところと、やっていないところの差は開くばかりだな。
時代は変わってきていますね。着実に。
この三つをバランスよく導入して、人を育てるのが理想ではあります。
が、これらを戦略的にできている会社は稀ですよ。
社員のステージによって、教育のポイントは変わりますし、さらにいうと、人事評価制度や、目標管理、ジョブローテーションなど、大きな仕組みと組み合わせて、統括的に考える必要もあります。
おっと、おっきい話になってきたな。
まぁそのあたりは、おいおいということで大丈夫です。
突き詰めたら、キリがありませんから。
まずは、研修に求める効果からいきましょうか。

・・・続く

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